サカモトの3次元対応
今後の検討課題
1)機密保持の徹底
- 3次元CADの場合、製品データとモールドベース加工(エジェクタピン加工など)が連動している場合は、製品データを削除出来ないためモールドベースデータと一緒に製品データも支給しなければならない。
よってモールドベースメーカーの機密保持の体制は、より厳格にする必要がある。
2)メール容量の増大
- 上記同様モールドベースデータと一緒に製品データも支給されるため、支給データの容量が大きくなる。
※ただしTopSolidのスレーブパート機能によって、加工属性を残したまま製品データを削除可能となることから、上記1,2の問題は解消されます。
3)異機種CADメーカー間の加工属性の受け渡し
- 現状では、異機種CADメーカーで作成したデータを受け取る場合、変換ソフトを使用した時点で加工属性は消滅してしまう。
4)過去の2次元データの流用が出来ない
- 現在は、形状の近い製品の設計は、過去の2次元データを修正して作成することによって効率化を図っている客先が多くあります。
- 3次元化することによって、過去の2次元データは資料としては活用できますが、そのまま流用するという訳にはいかなくなります。しかし3次元データを蓄積することによって、2次元データを修正することによる設計ミスも、3次元データでは生じにくいことから修正時間の短縮になると思われます。